【コミュニケーションに役立つエニアグラムワークショップ】4時間 お一人様5000円
『エニアグラム』お聞きになったことがありますか?
心理学で良く使われる『エゴグラム』と間違われることがありますが、全く別の物です。
心理学というよりは人間関係学・人事学で耳にすることが多いかもしれません。
結論から言ってしまうと、エニアグラムの知恵を身につけると、人間関係がかなり楽になると思います。
自分から見ると信じられないような行動をする人の“動機”が理解でき、自分の中にある『そうせざるを得ない』突き動かし・ドライバーとも和解できるようになるからです。
人間関係において同じような問題を繰り返す場合にも、突破口が開けます。
自らが気づき、優しく受け止めることで、今までとは違う行動に繋がります。
すると周りの反応も変化していきます。
家族や会社での人間関係に即、応用が可能なのです。
意識して癒していくということは、『学習』することでもありますから、今後予想される人間関係の問題にも応用が利くようになるのです。
エニアグラムの始まりは、謎に満ちています。
以前はイスラムのスフィー学派において、人々を率いる次期リーダーに口伝されていた、人間理解と人材登用の知恵だとされていました。
現在その説は覆され、カバラやエジプトとの神秘学にその端を発するとされています。
その神秘の知恵が20世紀に入ってからアメリカのスタンフォード大学を中心に体系化され、私たちにも応用可能な知恵として紹介されました。
『エニア』は、ギリシャ語で9の意味。『グラム』は、図です。9つの図、とされるように、エニアグラムでは9つのタイプが、円を囲んで配置され、それぞれのタイプが線で結ばれています。
私たちはその9つのタイプのどこかに所属しているのです。
タイプ1:完全でありたい人
タイプ2:人の助けになりたい人
タイプ3:成功を追い求める人
タイプ4:特別な存在であろうとする人
タイプ5:知識を得て観察する人
タイプ6:安全を求め慎重に行動する人
タイプ7:楽しさを求め計画する人
タイプ8:強さを求め自己主張する人
タイプ9:調和と平和を願う人
しかし、自分がどのタイプに所属するのかを調べるには、時間を要します。生年月日や姓名を調べてすぐ分かるものではありません。
自分の行動・思考・感情の傾向を探り、気づきによって、タイプの特定がされるからです。
タイプを確認する心の旅の中に、たくさんのギフト(気づき)があります。
タイプを特定する作業に入ると、私たちはどこかのタイプに所属することを目指してしまうのですが、特定のタイプに“なる”ために生まれてきたわけではなく、自分の良さを生かしていくために、主に使っているタイプを知り、その徳を輝かせるために生まれてきました。
その、主に使っているタイプを、自分のタイプとしています。
エニアグラムは9つのタイプを設定していますが、人間を9つにタイプ分けすることに抵抗を覚えるという人もいます。
エニアグラムを学ぶのは、タイプ分類が目的なのではありません。
人間が、9つの知恵を分担し合っているということを理解し、自分の中にある9つの知恵の活性化に繋げていくことが大きな目的なのです。
私たちは自分のメガネで自分と世界を認識します。しかし、9つのタイプを考えると、自分の思考・感情・行動に、すぐ共感してくれる人は9人に1人しかいないことになります。そう考えただけでも、自分の常識がごく一部にしか通用しないことがわかります。
自分が初期設定した世界認識の限界を知るからこそ、バージョンアップできるというわけです。