潜在意識の特徴
潜在意識の特徴を知って、幸せな人生を送るために活用しましょう。
1.主語がだれであっても、その言葉を自分のこととして受け止める
潜在意識は主語を理解しません。区別しないのです。他人の悪口を言っていても自分のことを悪く言っていることと同じです。
他人をほめたとしたら、それは自分をほめているのと同じです。すべてを自分のこととしてとらえます。
2.感情・感覚・直感・記憶・イメージは潜在意識の働き
過去の出来事を思い出したとしても、未来を予測したとしても、今ここで起きていることかのように感じるものです。
ドラマを見て主人公と一緒に悲しんだり喜んだり、ドキドキしたり、手に汗握るなどの体の生理現象にまで影響を与えます。
感じるとそれはとてもリアリティ(現実味)を持ちます。本当のことではなくてもあたかも現実のことのように感じますし、
思考では過去の出来事だとわかっていても潜在意識にとっては思い出せば感情が動き生々しく感じるものです。
また、どうしてそう感じ取ったのかの説明はできなくても、「わかる」ことがあります。これが直感の働きです。
直感は、潜在意識の働きの中でも謎の多い部分です。
潜在意識は記憶を思い出すことがなくても、忘れることはないと言われています。
人生で体験したことを個人的ストーリーとして蓄積します。きっかけがあれば思い出すことができます。
すべての個人的な記憶や様々な情報を蓄えている集合無意識の中から必要な情報をピックアップして、
瞬時に私たちに伝えてくれている素晴らしい働きが直感だといえます。
3.否定と削除がわからない
潜在意識には、NOがありません。なかったことにできないのです。「聞かなかったことにして」と言われて記憶から消せる人はいません。
「上がらないようにしよう」「ダメだしされないようにしなくちゃ」と思っても、実は潜在意識には何のことだかよくわからないのです。
いったん聞いた言葉を削除できませんし、否定の言葉も正確には何を指しているのかわかりません。
「上がらないように」であれば、「リラックスしよう」と言った方がわかります。
「だめだしされないように」であれば、たとえば「慎重にやろう」「集中してやろう」と言った方がわかります。
潜在意識中心で生きている9歳以下の子供に否定と削除の言葉を使っても上手くいきません。
「やっちゃダメ!」という言葉で子供の行動がストップするのは、言葉の意味を理解したからではなく、
「やっちゃダメ!」と言った時の言葉の語気(強さや勢い・エナジー)に反応しているのです。
4.自律神経(内臓の働き)・行動を支配している
顕在意識(思考・意志)よりも、潜在意識の方が圧倒的なパワーを持ちます。禁煙しようとしても意志の力では難しいものです。
「わかっていてもやめられない」のはこのためです。潜在意識は喜びと快感を求めるので、それを与えてくれるものを求めるからです。
喫煙で得られる快感よりも素晴らしいものが手に入れば禁煙は成功しますが、本人にとって良いものを与えると潜在意識が思い込んでいる
限り、禁煙ができないのはこのためです。
また、緊張すると胃が痛くなったり、体が硬くなったり、めまいがするなどの症状が起きるのも潜在意識があなたをストレスから守ろうとする
反応のひとつです。潜在意識はあなたを守るために、快感を与えるために忠実なのです。